15少年漂流記
店主の小学生の頃でしたからもう60年前の話でしょうか
夏休みの宿題の課題読書感想というのがありましたが、店主これが嫌で嫌でしかたがなかったことを覚えています
今考えると勿体無い話なのだと理解できるのですが、その頃には幼心に「なんで好きでもない本を読んでその感想文を書かなあかんねん(大阪生まれの大阪育ちで大阪弁です(笑))」と先生を恨んだものでした
「カラーゾフの兄弟」なんていう課題図書もありましたが・・・・(笑)
もともと商売人の家庭で生まれたこともあり、文学や文芸とはほとんど関わりなく過ごしてきたせいか、本を読むことの喜びさえ理解できていなっかたのだと思います
そんな店主を変えた思い出の本がジュールベルヌの「15少年漂流記」でした
ちょっとした事故で帆船に乗って無人島に漂着した15人の少年たちのとてつもない冒険小説なのですが、今でもはっきり覚えているのは小説を読んでいるときの興奮と期待とワクワクドキドキ感でした
この物語をきっかけに、店主も少しは読書の面白さを知ることとなり、多少の読書遍歴を経てかくのように理屈っぽい天邪鬼店主になったのだと思います
左京区の今日は雨
雨の白川通を眺めながら、店主の心の芯にあるものを少し考えながらているとふとした冒険小説の思い出に浸ることになりました
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