AIの不都合な真実という
店主、最近流行りのAI(人工知能)ですが、考えていることや思考過程(思考アルゴリズム・・・・と言うのでしょうか・・)はもちろんですが、どのようにAIに学習させていくのか・・・などなどのことはさっぱりわかりません
そのような状況でしたが、昨夜の夕食後のひととき、たまたま妻店主が録画をしていた5月6日のNHK BS 番組「AIの不都合な真実」を観るとはなしに観ておりました
この番組は、AIを発明そして使用して膨大な利益を上げている多くの大手のIT企業の「社会変革の担い手としての自負を持つと同時に営利を目的とする企業理念としてのAIの現在・未来」に対する考え方を示すとともに、現在少なく見積もって世界で1億人、多く見積もって4億人に及ぶ生身の人間の選択肢のないとも言える労働現場をレポートしたものでした
レポートの内容は、AIといえどもその学習作業のためには膨大な人的労働力を消費し続ける必要があり、それらの働き手に対する決して多くはないと思える(と言うのも、インタビューを受けていた労働者には労働契約上厳しい守秘義務が課せられているとのことで、自分の報酬すら公に明らかにできないとの説明がありましたが)報酬とそれに対して過酷とも思える労働タスクの現状と問題点をやや批判的に伝えるものでした
個人的には、J.ブルーダー著「ノマド」でのAmazon集配所で配送品のピックアップを行う、現代の過酷な季節労働者の労働実態を彷彿させる内容ですが、Amazonの場合には一般に公開されている比較的高額な報酬との引き換えでの過酷な労働と言う事になるのですが、AI学習現場での労働は非公開でなんともいえないのですが、グレートサウスに属する人々の多くは、他に選択肢のない状況にあるとも言えるようで、労働者へのインタビューの印象では決して良好なものではないように思えました
昨今の社会での、「AIの発展は将来的には全ての世界の問題点を解決してくれる」と言うような風潮を感じる店主ですが、今回のレポートを見て店主なりの情報のリテラシーについて改めて考えさせられたひと時でした
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